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auひかりに自前のWi-Fiルーターを接続して使う方法
ノートパソコンにスマホやタブレット、ゲーム機やIT家電などが普及している現代、自宅にWi-Fi環境を構築することは、もはや必須と言えるでしょう。
auひかりの場合、自宅にWi-Fi環境を作る方法は2種類あります。
内蔵無線LANオプションは月額料金制ですが、auひかりとauスマホのセット割『auスマートバリュー』やUQ mobileとの『自宅セット割(インターネットコース)』が組めれば永年無料で利用できるようになります。
ご自分かご家族の中に対象スマホを使っている方がいるなら、この方法を利用するのが良いでしょう。
一方、対象スマホを使っている方がいない場合は、自前のWi-Fiルーターを用意してしまった方が安上がりです。
今記事では、auひかりに自分で用意したWi-Fiルーターを接続して、快適なWi-Fi環境を作る方法をご紹介いたします。
- Wi-Fiルーターはホームゲートウェイに接続して利用する
- Wi-Fiルーターの設定をブリッジモードにする
尚、これからauひかりを申し込み予定でしたら、Wi-Fiルーターが貰えるキャンペーン窓口を利用するのも手です。
キャッシュバックとWi-Fiルーターが貰えるおすすめキャンペーンも併せて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
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auひかりのWi-Fiオプションは有料!
auひかりを契約すると、自宅に『ホームゲートウェイ』という機器が設置されます。
ホームゲートウェイ
『BL1500HM』
ホームゲートウェイ
『BL3000HM』
ホームゲートウェイは、ルーターとひかり電話の機能を持った接続機器で、実はWi-Fiを飛ばす機能も元から内蔵されています。
ただし、そのままでは利用できず、別途Wi-Fi機能を開放するための『内蔵無線LANオプション』に加入しなければなりません。
内蔵無線LANオプションの利用には、550円の月額料金が掛かります。
月額料金 | 550円 |
---|
auスマートバリュー/自宅セット割(インターネットコース)を適用すると無料で利用できる
通常、内蔵無線LANオプションは月額料金が掛かるのですが、実は無料にすることができます。
その方法は、『auスマートバリュー』か『自宅セット割(インターネットコース)』を適用すること!
auスマートバリューは、auひかりとauスマホをセットにすることで、auスマホの月額料金が割引になるサービス。
自宅セット割(インターネットコース)は、UQ mobileスマホとセットにすることで、スマホの月額料金が割引になるサービスです。
実は、これらのセット割を適用すると、追加効果的に(?)内蔵無線LANオプションが永年無料で利用できるようになるんです。
ご自分かご家族が対象スマホをお持ちなら、この方法でWi-Fiを利用するのが良いでしょう。
自分でWi-Fiルーターを用意した方が安上がり
セット割を組まない場合、内蔵無線LANオプションを契約すると月額550円、年間にして13,200円のオプション料金が発生してしまいます。
この場合は、市販のWi-Fiルーターを購入してしまった方が安上がりです。
5,000円位から10,000円以内でも十分な機能を持ったWi-Fiルーターがたくさん販売されていますし、一度購入したら数年間は使えます。
もちろんランニングコスト(月額料金)も発生しないため、オプションを契約するよりずっとコストが抑えられます。
自前Wi-Fiルーターの接続手順
自前でWi-Fiルーターを用意した場合は、下図のようにホームゲートウェイに接続することでWi-Fiが利用できるようになります。
ホームゲートウェイのLANポートと、Wi-FiルーターのWANポートをLANケーブルで接続してください。
尚、ONUとホームゲートウェイはauひかりの通信に必要ですので、外さないようにご注意ください。
自前Wi-Fiルーターの設定方法
auひかりの接続設定はホームゲートウェイ側に保存してあるため、Wi-Fiルーター側で改めて設定する必要はありません。
接続するだけでWi-Fiが利用できるようになります。
ただし、1つだけ注意点があります。
Wi-Fiルーターは、ブリッジモードで使用してください。
注意点:Wi-Fiルーターは『ブリッジモード』で使用する
ブリッジモードについて、簡単に説明いたします。
Wi-Fiルーターの機能を2つに切り分けて考えてみましょう。
- Wi-Fiを飛ばす『無線LAN機能』
- 複数の機器を同時にインターネットに接続する『ルーター機能』
ブリッジモードとは、『ルーター機能』を停止し、『無線LAN機能』だけを動作させるモードのことを言います。
auひかりのホームゲートウェイには元々ルーター機能が備わっているため、そこに別のルーターを接続すると、互いに干渉しあい正常にインターネットに接続できなくなってしまう事があります。
そのため、Wi-Fiルーターはブリッジモードで接続する必要があるのです。
尚、Wi-Fiルーターによってはブリッジモードではなく、アクセスポイントモードと呼んでいます。
ブリッジモードへの切り替え方法
Wi-Fiルーター本体にモード切替用のスイッチが付いている場合は、ブリッジモード、またはAP(アクセスポイント)モードに切り替えるだけでOKです。
しかし、Wi-Fiルーターの中にはスイッチが無いものもあります。
この場合は、Wi-Fiルーターにパソコンなどの端末を接続後、ブラウザなどで設定画面を開いてブリッジモードに切り替える必要があります。
ちょうど私の使っている『TP-LINK Archer A10』がモード切り替えスイッチが無いタイプでしたので、手順を紹介いたします。
パソコンなどの端末とWi-FiルーターをLANケーブル、またはWi-Fiで接続してから、ブラウザでtplinkwifi.netにアクセスします。
ユーザー名『admin』、パスワード『admin』を入力しログインします。
※ユーザー名とパスワードは適宜変更してください。
保存ボタンをクリックすると、自動的に再起動を開始します。
これで設定完了です。
Wi-Fiの接続方法
Wi-Fiルーターの設定が完了したら、Wi-Fiを利用したい端末を操作して接続します。
端末により操作方法は異なりますが、大体行うことはこの3つです。
- 端末のWi-Fi機能をONにする
- 接続したいWi-FiルーターのSSIDを選択する
- 暗号化キーを入力
Windows10のノートパソコンを例に、接続手順を紹介いたします。
最初からWi-Fi機能がONになっている端末もありますので、説明書をご確認ください。
Windows10の場合は、デスクトップ画面の右下の『タスクトレイ』に電波の形をしたネットワークアイコンが表示されています。
これをクリックすると『ネットワーク設定』が表示されます。
パソコンが受信したWi-FiのSSIDが一覧で表示されます。
接続したいWi-FiルーターのSSIDを選択してください。
※SSIDはWi-Fiルーターに張り付けてあるラベル等に記載されています。
初回接続時は暗号化キーの入力を求められます。
長いので、間違えないように入力しましょう。
※暗号化キーはWi-Fiルーターに張り付けてあるラベル等に記載されています。
これでWi-Fi設定は完了です。
ブラウザなどを起動し、インターネットに接続されているか確認してください。
尚、Wi-Fiルーターによって2.4GHz用のSSIDと、5GHz用のSSIDが用意されている場合があります。
それぞれ下記のような特徴があるので、利用したい方のSSIDに接続しましょう。
2.4GHz帯 | ・電波が遠方まで届きやすい ・家電やBluetoothなども利用する周波数帯なので、干渉が起きる場合がある |
---|---|
5GHz帯 | ・2.4GHzより高速な通信が可能 ・Wi-Fi専用の周波数帯なので、家電などと干渉しない ・壁などの障害物に弱い |
Wi-Fiルーターの選び方
Wi-Fiルーターは、家電量販店やネット通販などで販売されています。
ただ、メーカーやデザイン、機能や価格など、とにかく種類が豊富ですので、どれを選んでよいのか迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
Wi-Fiルーター選びに困った時は、主に次の点に注目して選んでみてください。
1.対応速度が1Gbps以上
最大通信速度が1Gbps以上に対応しているWi-Fiルーターを選びましょう。
auひかりのホームタイプは最大通信速度が1Gbpsですので、それより遅いWi-Fiルーターを使用していると、無線接続時の速度が下がってしまうからです。
Wi-Fiには現在6つの規格(世代)があります。
世代 | 通信規格 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|---|
第1世代 | IEEE 802.11a (11a) | 54Mbps | 5GHz帯 |
第2世代 | IEEE 802.11b (11b) | 11Mbps | 2.4GHz帯 |
第3世代 | IEEE 802.11g (11g) | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
第4世代 (Wi-Fi4) | IEEE 802.11n (11n) | 600Mbps | 2.4GHz帯 5GHz帯 |
第5世代 (Wi-Fi5) | IEEE 802.11ac (11ac) | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
第6世代 (Wi-Fi6) | IEEE 802.11ax (11ax) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯 5GHz帯 |
第6世代の拡張版 (Wi-Fi 6E) | IEEE802.11ax (11ax) | 9.6Gbps | 6GHz帯 |
下に行くほど新しく、最新は第6世代となります。
表のとおり、第4世代(11n)は600Mbpsまでしか対応していません。
つまり、市販のWi-Fiルーターを購入するときは、第5世代(11ac)以上の機種を選んでください。
2.IPv6通信対応
必ず『IPv6対応』と記載されているルーターを選択してください。
auひかりは、デフォルトで『IPv4/IPv6デュアルスタック方式』を採用している光回線です。
ここでは難しい説明は省かせていただき、要は混雑を避けて快適・高速にインターネットが利用出来る次世代の接続方式だと認識いただければと思います。
標準装備ですので、特にオプションの申し込みや設定をする必要が無く、LANケーブルで繋いだ全ての端末で高速インターネットが楽しむことができます。
ただし、無線接続の場合はIPv6に対応したWi-Fiルーターを接続しないと高速にはならないのです。
3.接続台数に余裕がある
自宅でWi-Fiに接続したい端末の数を数え、それ以上の接続台数が設定されているWi-Fiルーターを選びましょう。
Wi-Fiルーターには『接続台数』が設定されています。
これを超えてしまうと、Wi-Fiが極端に遅くなったり繋がらなくなってしまう原因になります。
特に最近は、スマホやタブレット、パソコン以外にも、ゲーム機やテレビなどの家電、ホームスピーカーなど、Wi-Fiに接続できる機器が増えてきているので、まずは『何台あるのか』をしっかり把握することが大切です。
その上で、台数に余裕のあるWi-Fiルーターを選んでください。
4.ビームフォーミング対応
出来れば、ビームフォーミング機能が付いているWi-Fiルーターを選びましょう。
Wi-Fiの電波は360°あらゆる方向に飛んでいきますが、ビームフォーミング機能が備わっていると、端末の位置や距離を自動で判別し、最適な方向に電波を送ることが出来ます。
これにより、3階建ての一軒家や4LDKのマンションなど、今までは電波が届きにくかった場所でもWi-Fiが届きやすくなるのです。
ただし、Wi-Fiルーター側だけでなく、受信側の端末もビームフォーミングに対応している必要があります。
iPhone(6以降)や一部のAndroidスマホ、一部のノートパソコンなどがビームフォーミングに対応しています。
その他:LANケーブルのカテゴリも確認しておこう
見落としがちですが、ホームゲートウェイとWi-Fiルーターを接続するLANケーブルも重要です。
古いケーブルを使い続けている場合は、一度記載されているカテゴリーを調べてみましょう。
実はLANケーブルには規格があり、カテゴリーによって対応可能な速度が異なるのです。
カテゴリー | 最大速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
CAT5E | 1Gbps | 100MHz |
CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
CAT7A | 10Gbps | 1000MHz |
CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
そんなに価格差は無いので、出来るだけCAT6A以上のLANケーブルを使用することをオススメします。
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まとめ
auひかりに自分で用意したWi-Fiルーターを接続して、快適なWi-Fi環境を作る方法を紹介しました。
今記事のまとめです。
ご自分やご家族にauスマホを使っている方がいない場合、Wi-Fiオプションを申し込むより自前のWi-Fiルーターを用意してしまった方が安上がりです。
自前のWi-Fiルーターは、ホームゲートウェイに接続して利用します。
その際、ブリッジモード(アクセスポイントモード)に切り替えてご利用ください。
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